wise sports Report

[第一回] パフォーマンスアップをしよう!

大変長らくお待たせ致しました!wise sports Reportの第二弾「パフォーマンスアップ編」!!
今回は、普段スポーツをしている社会人さんをモデルケースに、ご提案させて頂いた内容をご紹介致します。

今回体験頂くモニターさん

スポーツをする女性

写真:体験者Mさん

被験者:Mさん
年 齢:28歳
性 別:女性
身 長:169cm
体 重:スーパートップシークレット

[Mさん自身が抱える問題点]
高校時代に椎間板ヘルニアになってから日常生活でも腰の痛みがでるようになった。
毎日のようにやっていたバスケットも今では月に1、2回程度になってしまい、
どんどん身体がなまっていき、バスケットのパフォーマンスが落ちてきたと感じている。

好きな漫画:スラムダンク(あひるの空は読みかけ)

1.トレーニングを行うにあたって

まずは、現状のカラダの状態を分析して、Mさんの要望に沿えるようトレーニング提案の基盤となる部分を測定します。
ここまでは前回のSさんと同じ内容になりますので、詳しい測定方法はこちらをご参照ください。
今回のMさんの場合は、腰に痛みがあるということなので、まずはその原因を見つけることから始めました。
wise sportsでは個人個人の問題をしっかりとヒヤリングし、まず原因を特定することから始め、お客様の目標に向かって
最適のトレーニングを提案・指導します。
カウンセリングをして分かった腰の痛みの原因は、骨盤の安定性と股関節の可動性がともに欠如していることが分かりました。
そのために、股関節の可動域を広げたいのですが、Mさんの場合は股関節を動かそうとすると腰部が動いてしまい、痛みが出てきてしまいました。
そこでまずは、腰椎骨盤部の安定を作るトレーニングから始めていくご提案をさせて頂きました。

Start training!

2.初心に戻ろう!

ローリング右

まずは初心に戻ろう!ということで、バランスボールを使ったトレーニングを行っていきます。
前述でも記載しましたが、Mさんの場合、腰椎骨盤部の改善が必要なのですが、まずは腰椎骨盤部を安定させる下準備として腹筋群の強化から始めます。
写真はローリングというトレーニングで、赤ちゃんの寝返りの動きと同じ動きをします。
バランンスボールを抱え込むようにして持ち、足先はくっつけて膝でボールを支えるようにします。
そして寝返りをうつように左右にゴロンと身体を傾けます。
このとき、ボールを落としたり足がボールから離れないように注意しましょう。
右に傾いたら右腕を床にそって伸ばし、てのひらを上に向けます。反対側も同じようにゆっくり行っていきます。
これは【発育・発展に合わせたトレーニング】であり、実は赤ちゃんのころに自然に行っていた寝返りという動きは、腹筋群(インナー)を鍛えていたんです!
大人になってからはなかなか腹筋を鍛えるのが難しいとされていますが、このように初心に戻る動きで簡単に腹筋群を鍛える事ができます。

交互

次に、先程のローリングの動きから少し【発展】させたトレーニングをしていきます。
今度は、バランスボールを手と膝で支えて持ち、右手と左足をボールから少しだけ離します。このとき、左手と右足だけでボールを支えている状態になります。
逆も同じように左手と右足を少しだけ離し、右手と左足でボールを支える動きをします。
これも赤ちゃんが発達していく過程で行う手足をバタバタさせる行動と同じで、ローリングの動きより少し発達をした動きになり、腹筋を自然と鍛える動きになっているんです。

3.さらに腹筋を鍛えぬく!

ロールダウン前 ロールダウン後

最後に、とことん腹筋を鍛えちゃいます!!
写真はロールダウンというトレーニングで、皆さんも体育の授業などで経験したことがあるトレーニングのひとつ、【腹筋】ですね。
ただ、今回のトレーニングのポイントは、足を押さえないことと、ゆっくりと行うこと、です。
このトレーニングも腹筋群を鍛えることができるんですが、骨盤を後傾位に入れることによって、下部の腹筋までしっかりと使えるトレーニングになっています。
Mさん、だいぶキツそうですね! 普段腹筋を使っていない証拠ですよ〜!

また、身体を倒すときは背骨を床にひとつずつつけていくようなイメージで、手は太ももをスライドさせるようにして倒していきましょう。
このとき、肩に力が入らないように注意しましょう。
あれ? Mさんちょっと力入ってませんか?!


さて、今回はここまでです。第一回から腹筋をしっかりと鍛えたMさん。なかなかキツそうでしたが、これはまだまだ初歩段階。
Mさんの目標であるバスケットのパフォーマンスアップに向けての土台づくりです。まずは、身体の土台をしっかりと作り、各関節や筋が効率よく動かせるようにすることをメインとしてきました。 そういった体力の土台ができてきたら、Mさんのバスケットで改善したい動きに合わせてトレーニングを行っていきます。
まずは、競技に特化しすぎず、崩れにくい身体、バスケット以外の場面でも綺麗姿勢であったりボディラインを維持していくことが可能となります。

それでは次回のトレーニングに乞うご期待!!

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