wise sports Report

[第一回] wise sportsはどんなことをする施設?

みなさんが感じている疑問点の解決やwise sportsの施設に少しでも興味を持って頂ければと考えて、スタートしたweb企画です。
今回の企画は第一弾「wise sports 入門編」。
スポーツ習慣が無くなってしまった、社会人さんをモデルケースに、ご提案させて頂いた内容をご紹介させて頂きます。

今回体験頂くモニターさん

身体測定
肥満型

写真左:Sさんの数値測定(現状)
写真上:体験者Sさん

被験者:Sさん
年 齢:34歳
性 別:男性
身 長:178cm
体 重:78kg

[Sさん自身が抱える問題点]
デスクワーカーで、運動不足を認識している。
腰痛・肩こり・偏頭痛持ち。
健康診断の結果、中性脂肪の数値が高いと言われてショック。
先日、長男が誕生した事をきっかけに「カッコイイお父さん」になれることを目標に、wise planの受講を決意した。

チャームポイント:ヒゲ

1.カウンセリング

現状のカラダの状態を分析して、Sさんの要望に沿えるようトレーニング提案の基盤となる部分を測定します。

重心のズレ
1-1.直立の状態を診断
理想形は、くるぶしから大転子(骨盤内に位置する股関節、大腿骨の外側の突起した出っ張り部分を指します)、肩を繋いだラインが一直線になっていること。
Sさんの場合は歪みがあり、直線でない事がわかります。
インナーユニットと呼ばれる筋肉が、しっかりと機能していないことが原因なので、今回はその点の修復を目標に、1ヶ月のトレーニングの目標を設定しました。

<6月の目標>姿勢の改善と基礎筋力UP!!

測定項目
1.呼吸の改善
2.股関節の可動域UP
3.骨盤のポジション改善
4.インナーユニットの使用
5.姿勢の改善

Start training!

2.呼吸のトレーニング

呼吸法/横隔膜の使用

※いろいろな呼吸方法の改善トレーニングを実行するSさん。

まずは呼吸の改善から。
カウンセリングの結果、Sさんの場合インナーユニット内の横隔膜の機能が低下していることがわかりました。
そこで、呼吸方法のトレーニングから始めます。
横隔膜の機能が不十分な場合は、呼吸時に肋骨の収縮が起こりづらいという特徴があります。
Sさんにも、もれなくその症状が見られるため、呼吸トレーニングからスタートです。

横隔膜の機能が不十分という症状は、本来出来ていたはずのものが出来なくなってしまった状態ですので、個人差はありますが、年齢が若ければ、若い程回復が早いと考えられています。
Sさんの場合は、およそ15分程度のトレーニングで、肋骨の収縮が確認できるまでに回復しました!
30代〜40代の方に、多く見られる症例ですので、最近運動不足気味だと感じている方は、一度体験コースの受講をオススメします!

3.股関節の可動域UP

股関節の可動域改善

続いて、骨盤のポジション改善と股関節の可動域UPです。
Sさんの場合は、股関節の可動域が狭まってしまい、その結果骨盤のポジションに問題が発生し、結果腹筋や背筋に過剰な負荷がかかってしまう為の緊張状態から、腰痛、肩こりなどの症状が発生すると推測されます。
呼吸法と正しい関節の可動が可能となれば、このような慢性的な痛みは完治しやすくなりますし、正しい姿勢が身につけられれば、再発もしにくいと考えられています。

さて、Sさんの股関節をチェック。
うつ伏せで膝を軸に足を左右に動かしたり、円を描くようにするトレーニング。
骨盤が動いていることを感じながら、足に力を入れる事無く動かせる事が理想ですが、Sさんの場合は骨盤の可動域が狭いため、上手に動かせず大苦戦。
徐々に、動かせるようになりますから、いろいろな角度からトレーニングアプローチして行きましょう!

さて、今回はこんな感じで50分のトレーニングの終了です。

するとSさんが「あれ? 姿勢改善とかインナーユニットのトレーニングとかはやらないの?」と尋ねてきました。
実はコレ、wise sportsの強みの一つなんですが、私たちは「より効率的」に「より機能的」なトレーニングが行えるように、一つのトレーニングで複数箇所、または複数項目のトレーニングが可能になるようなメニューを作成すること出来ちゃいます!
効率的なカラダの動きは、効率的なトレーニングで身につけちゃいましょう!

体幹修正

Sさんの場合、実は呼吸法の改善をしながらインナーユニットの使用も強化するトレーニングを組ませて頂きましたし、骨盤のポジションの改善やインナーユニットの使用を行う事で姿勢の改善を行う事も可能にしています。 結果、Sさんはトレーニング後にここまで姿勢が改善しました。
※[写真左]50分のトレーニング後の変化。

今回のトレーニングレポートはここまで。
さて、次回はどんなトレーニングを行ってどこまで効果が出るでしょうか? ご期待ください!
[wise memo]
インナーユニットについて

インナーユニットは横隔膜を上蓋と喩えると、その中心部に多裂筋、多裂筋や内臓を覆う腹横筋・内腹斜筋、体幹の底を支える骨盤底筋群から成り立っています。
インナーユニットを改善・強化することで、動きの無駄や、負荷を減らす事が可能となり、より機能的な動きを可能とする基礎(土台)が完成します。

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